クールなサキュバスお姉さんに敬語で囁かれて搾られて……

サークル「ねこじた結社」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、精液の質にとことんこだわるクールでグルメなサキュバスが
男性の夢の中で性癖に沿ったややM向けのエッチをします。

年上の女性に優しくいじめられる快感を追求してるのが最大の特徴で
表情をほとんど変えない代わりに総時間の大部分を囁き声にして事務的感を薄め
プレイも精液を無理矢理搾り取るのではなく、彼を存分に楽しませて熟成させる方針で責め続けます。
夢の世界でクールなお姉さんと
サキュバスのオニキスに搾精されるお話。

「……おや、目覚めましたか。中々早かったですね」
オニキスは淡々とした口調で話す上品な声のお姉さん。
主人公の夢の中に突然現れここに来た目的を伝えると
精液を渡したがらない彼を裸にしてから耳元で囁きます。

本作品は自分好みの精液を持つ男性の前にだけ姿を現すサキュバスが
彼とおよそ40分に渡って3種類のエッチをしながら精液を美味しくいただきます。
通常の手コキ、乳首を責めながらの手コキ、幼児プレイスタイルでの手コキとメインのプレイは統一し
パートによって他の部分に違いを持たせて1回ずつの射精へ追い込みます。

「質の良い精液は、その人の幸福度によって左右されますから。つまり、より幸せに、より気持ち良くなってくれた方がいいのです」
タイトルにもなってるように彼女は感情をあまり表に出さないクールな性格をしてます。
しかし男を喜ばせるテクニックは優れており、どのパートも彼の希望に沿ったプレイ選びや責め方をします。
それは彼を甘やかしたいからではなく、そうしたほうがより良質な精液を搾り出せるからです。
心の距離はある程度取りつつ事務的感をあまり出さないようにエッチを進めます。

それに最も貢献してる要素が囁き声。
彼女は多くのシーンで彼の耳元に顔を寄せ、穏やかな口調で言葉責めしながらおちんちんを刺激します。
総時間の6割程度が囁き声なので普通のM向け作品よりも雰囲気はずっと穏やかです。
言葉責めも「変態」などのストレートなものではなく、彼のM心を優しくくすぐるセリフを投げかけます。

本作品が持つもうひとつの大きな特徴は「サキュバスらしさ」。
相手の心を読み取る能力を駆使して彼の喜ぶツボを的確に突き
射精シーンでは精液を一滴残らず搾り取る貪欲な姿を見せます。

「もっと、もっともっと。私の手の中に出しなさい。精液を、もっと。言わば、あなたは餌なのです。たくさんたくさん私にごはんを献上しなさい」
特に後者は射精を迎えた瞬間にぴゅっぴゅのセリフを言い
射精が完全に終わるまでずっと手コキを続け、吐き出されたそれをじゅるじゅるといやらしい音を立てて飲み干します。
全パート必ず手で受け止めるのも精液を効率良く収集するためなのでしょう。
彼女の目的をプレイにしっかり反映させて人間同士でするエッチとの違いを出してます。
Mを巧みに手懐けるちょっぴり意地悪なエッチ
エッチシーンは3パート41分間。
プレイは手コキ、乳首責め、亀頭責め、精飲です。
手コキ、亀頭責め、射精の際に効果音が鳴ります。

「それでは、今日は私のお手々で相手してあげましょう」
夢の中に来た目的を主人公にはっきり伝えてから服を脱がせたオニキスは
期待と興奮ですっかり硬くなってるおちんちんをまずは手で気持ちよくします。

エッチはどのパートも彼女が責め続けます。
一番最初の「手コキ責め編」でするのはスタンダードな手コキ(約14分)。
血管の浮き出てる部分を優しく撫でて性感を軽く高めてから竿を握り
「きゅぷっ」というねっとりした水音を立てながら後になるほどペースとパワーを上げて刺激します。

「わんちゃん。おちんぽすりすり気持ちいいですか。……おや。わんちゃんと言われて喜ぶのですか?」
「あー、もう出そうですね。勃起ちんぽから、精液出ちゃいそうですね。出る、出る、出る出る出る……。はい。ストップです」

初めてのエッチで彼がまだ自分に心を許してないことを知ってるからか
彼女は愛玩動物のように扱ったり、射精をわざと一旦おあずけして魅力をアピールします。
彼はそれなりのMですからこの場合はご褒美と言ったほうがいいかもしれませんね。
調教よりもずっとソフトなやり方で上下関係を確立します。

続く「亀頭・乳首責め編」はもう一歩踏み込んだプレイ(約14分)。
数日後、彼の夢に再び現れた彼女が前回とは違ったやり方で精液を熟成させます。

「さ、いい具合にぷっくりと張った乳首をつまんで……こねるように、くりくりくりくり」
「胸の奥がじんわりと温かくなって、切ないくらいに気持ちがいい。くりくり、くにくに。指がただ動くんじゃなく、不規則に動いて、快感になれさせてくれない」

このパートは前半が乳首責めのみ、後半が乳首責め+亀頭責めと乳首に力を入れてます。
効果音は鳴らさずに擬声語を挟みながらプレイの様子を実況し
さらに催眠暗示っぽいセリフも少し盛り込んで臨場感を出してます。
直接いじる指示は出ませんがいじりながら聴けばより気持ちよくなれるでしょう。

「暖かくて、柔らかくて気持ちいい……お手々まんこはどうですか。亀頭だけをすっぽり覆って、ぐちゅぐちゅにかき乱す、私のお手々まんこ」
それに対し亀頭責めは彼女の手をおまんこに見立てた擬似SEX形式で行います。
効果音も「じゅりっ」というややざらつきのある水音を円を描くように動かします。
前のパートを終えた時点で彼を十分虜にできてるので寸止めなどの意地悪はしません。
女性の大事な部分を精液で汚す征服欲をくすぐって気持ちよく射精できる環境を整えます。

最後の「赤ちゃん言葉責め編」はちょっぴりアブノーマルなプレイ(約13分)。
赤ちゃんになりきって優しくいじめられたい彼の願望をすぐさま察知した彼女が
このひと時だけママになりちょっぴり見下す態度で責めてあげます。

「お手々まんこにおちんちんこすりつけて、ぴゅっぴゅしたいんでちゅもんね。さ。いち、に。いち、に。いち、に、いち、に」
「どんなに必死に腰を振ろうとしても、こう、ママが乳首をくりくりするだけで、負けちゃう。情けない姿。乳首の快感に抗えない」

幼児プレイらしさが出るように赤ちゃん言葉を積極的に盛り込み
そのうえで性感帯を軽くいじられるだけで負けてしまう快感を味わわせます。
この場合の赤ちゃん言葉は甘やかすよりも小馬鹿にする意味合いが強いです。
引き続き彼女の手をおまんこに見立てて腰を振り続ける情けないプレイが楽しめます。

このように、言葉責めの内容や方向性を変えて骨抜きにする穏やかで恥ずかしいエッチが繰り広げられてます。
優しくいじめてくれる作品
年上の女性がソフトなやり方で精液を搾り取る聴きやすい作品です。

オニキスは美味しい精液を持ってる主人公から効率良く大量に搾り取ろうと
自分の欲望を押しつけるのではなく相手の願いを叶える形で様々なエッチをします。
そしてどのパートも射精シーンを1回に絞り込み、それに向けて精液を熟成させる姿勢で責め続けます。

年上の女性が持つ優しさや温かさを反映させながらM向けのプレイをする変わったスタイル
全編の半分以上を占める囁き声、射精シーンで見せる彼女の積極的な姿。
女性側が一方的に弄ぶ構図を崩さずにエッチをできるだけ柔らかく描いてます。

「仕方がありませんね。それでは楽しみましょう。この気持ちのいい夢の中で、ずっと、ずっと……うふふ……」
彼女は精液目的で彼とエッチする部分はきちんと割り切る一方で
彼に求められたらなんだかんだで受け入れてあげる面倒見の良さも持ってます。
人間を露骨に見下してるからクールに振る舞ってるのではなく
単に感情を表に出すのが苦手だからこういう接し方をしてるように映りました。

エッチは言葉責めの多彩さが大きな魅力です。
聴き手に嫌悪を与えない表現を心がけて自分から甘えたくなる、負けたくなるように導きます。
心への責めが充実してるので普段よりも気持ちよく射精できるのではないでしょうか。
射精シーンの時間を長めに取る演出も個性と実用性の向上に役立ってます。
優しい部分とMな部分の配合具合が絶妙です。

射精シーンは3回。
くちゅ音それなり、淫語そこそこ、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

いい気分に浸りながら負けられる良質な作品です。

CV:分倍河原シホさん
総時間 51:23

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります